刀は古来より
神聖なものとして考えられており、
儀式や祭祀に使われていました
刀が武器として
主に使われ出したのは
平安時代後期からといわれています
日本神話の中には刀の神様もいて
「経津主神(ふつぬしのかみ)」といい、
日本書紀に登場します
この神様は刀の威力を表しているとも、
初代・神武天皇が持っていたとされる
「布都御魂(ふつのみたま)の剣」
そのものを表しているなど
様々な説があります
古代の人たちは
刀の持つ神秘性や美しさに
神様の存在を感じたのでしょうか
そして現代においては、
ゲームなどで刀をイケメンで表した
キャラクターが登場し、
人気になりました
刀そのものに人格や個性を持たせることで、
刀が身近な存在に
感じられるようになったのでしょう
刀への想い方は
少し変化したところもあると思いますが、
刀が人の心を惹きつける存在としては
今も昔も変わらないのかもしれません
(企画展「 刀剣イズム 」
展示中の 陸奥大掾三善長道 ~ 脇差 ~)
地鉄の美しさや刃紋が神秘性を醸し出しています
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