アクトランドにお越しのお客様から
「 絵金って、金ピカの絵のこと?
そんな展示館がここにあるの? 」
と聞かれることがあります
それほど「 絵金 」という言葉が
人の名前だという事が分かりにくいのかもしれません
高知の方、絵画ファンの方は
ご存じの方も多いと思いますが
「 絵金 」は龍馬さんと同じ時期の幕末に
土佐で活躍した芝居絵師・金蔵さんを
略した呼称で、ニックネームなのです
金蔵さんは人から
「 絵金さん 」と呼び親しまれたのですが
自分から絵金と名乗っているわけではありませんでした
絵金さんは自分で作品に記した
ペンネーム( 画号 )がいくつもあります
芝居絵屏風を描き始める前、
狩野派の御用絵師時代を中心に使っていた
「 洞意 (とうい) 」
芝居絵屏風の隠し落款としても使われている
「 友竹 (ゆうちく) 」
*絵金さんのお墓には「 友竹 」の文字が刻まれています
そして、晩年に使ったといわれる
「 雀翁 」
こちらも芝居絵屏風などに隠し
落款として使われています
南国市にある本正寺の
人別帳(現在の戸籍のようなもの)や、
明治初年の戸籍からは
晩年「 雀七 」と改名されていた事がわかります
絵金さんは晩年、画号や名前に
” スズメ ” の文字を使っていたのですね
それだけでなく、絵金さんは
” スズメ ”の絵も多く残しています
芝居絵屏風の中に描きこんでいる他、
墨だけで描いた「 白描(はくびょう) 」にも
” スズメ ”を描いたものがあります
アクトランドの「 絵金派アートギャラリー 」には
小型の襖に” スズメ ”を
描いた作品を展示しています
この作品は襖の裏側、
つまり普段見られない部分に描かれていたものです
なんとも贅沢な使い方をしていたのですね!
これらのことから、絵金さんは
” スズメ ”が好きだったといわれているのです
そして、現在アクトランドで展開している
「 幕イケ 」の絵金さんのところにも
” スズメ ” がっ!
とても仲良しな様子です♪
ちなみに絵金さんの羽織の裏地は
芝居絵屏風の柄です
なかなか粋ですね☆
というわけで
絵金と ” スズメ ” の意外な関係でした
絵金さんが描いた” スズメ ”、
ちょっとした所に描きこんでいる作品もありますので
皆さんも探してみてくださいね!
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