2月1日より
企画展「 坂本龍馬の生きた時代 」
が開催されています☆
(*アクトランド(龍馬歴史館)は、
5月6日(予定)まで
休園させていただいております)
さまざまな展示を通して、
坂本龍馬が駆け抜けた幕末という時代に迫ります
今回は、
幕末とはどのような時代であったのか
ということに注目します
幕末といえば、
「 黒船を代表とする異国船が来航し、
それをきっかけに幕府の支配が動揺して
明治維新に至った 」
というイメージを持たれている方が
非常に多いのではないでしょうか?
確かに異国との接触が、
倒幕や明治維新に与えた影響は
非常に大きいものがあります
しかしそれだけではなく、
日本国内の情勢も又、明治維新につながる要因を
孕んでいたといわれています
色々な観点から、
明治維新が起こった過程を見ていきましょう!
まずは、江戸時代に発展した
商業出版が与えた影響を考えます
印刷によって安く、大量に制作された出版物は
日本各地の人の手に渡り、
さまざまな情報を広めました
江戸時代に商業出版が発展した背景には
寺子屋をはじめとする教育施設の普及により、
人々の識字率が上昇したことがあります
文字が読める人々の増加によって、
出版物の供給先が用意されたのですね
展示物『 太平記評判秘伝理尽鈔 』
人々の求めに応えるかのように、
さまざまな出版物が登場しました
今回の企画展にも展示されている
『 太平記評判秘伝理尽鈔 』(上記画像)
( たいへいき ひょうばんひでん りじんしょう )
(以下『理尽鈔』)は、
南北朝時代の様子を描いた『太平記』を
わかりやすく解説した解釈書(注釈書)です
『理尽鈔』は元々、口伝えによって
お殿様など身分の高い人に伝授されるもので、
限られた人しかその内容を
知ることはできませんでした
しかし江戸時代に入り出版されるようになると
この『理尽鈔』は身分を問わず、
多くの人の手に渡っていきました
また『理尽鈔』は解釈書の他に、
政治の指南書としての性格も持っていました
『太平記』の登場人物がとった
行動の良し悪しを論評し、
理想的なお殿様の姿について言及しています
この理想的なお殿様の姿が
出版をされることで人々に広まり、
多くの人々が
実際に行われている政治の良し悪しを
評価する事ができるようになっていった
と考えられます
この『理尽鈔』をはじめとした出版物は
さまざまな情報を広め、
徳川幕府やお殿様が支配する世の中に
少なからぬ影響を与えたと思われます
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