ボンネットバス博物館

ボンネットバス博物館

懐古主義を超越!! ボンネットバスの魅力を再発見
~見て乗って体感する昭和ノスタルジー~

ボンネットバス博物館 館内写真

あの頃の勇姿をふたたび

ボンネットバスは、バスという車が進化していく一時代を表す形状に付けられた名称です。車を構成するシャーシの最先端にエンジンを搭載し、その後ろに運転台を設置して客室へと繋げる構造が「ボンネットバス型」とされます。運転台と客室は一体になっており、高さが低く幅も狭いエンジン部分を個別のカバーで覆って全体のスタイルができています。

昔は道幅が狭くて路面も凸凹でカーブも多く、車の走行には条件がよくありませんでした。そんな悪環境での走行にボンネットバスは優位性を発揮しました。前面のエンジン部位(ボンネット)を絞り込み、前輪を目いっぱい前方に設置することによって、急カーブや狭くくねった道の走行を容易にしたのです。今では考えられないような断崖絶壁の山道を悠然と走るボンネットバスの勇姿が懐かしく浮かびます。

当館では、バスは外から眺めるだけでなく、運転席や客席に座って、車内からの風景や実際の乗り心地などを体感することができます。また、ボンネットバスだけでなく、ダブルキャブトラックや古い消防自動車も展示しています。

古き車両を再生「創造号」

創造号

創造号は、1970年代に香川や高知で地域住民の足として活躍しました。その後、普通自動車の普及とともに徐々に使われなくなり、いつしか建設現場に放置され、廃材と蔦に覆われてしまいました。しばらくして、当館関係者の目にとまり、修復作業をすることに。椅子はすべて取り外し、床は強度のある素材に張り替えるなど大掛かりな作業となり4年の月日が流れましたが、ついに完成に至りました。

本車両は、当館の手による「ボンネットバス再生第1号」です。当館の基本理念である想像力や技術力の向上という想いを込め、「創造号」と名付けました。

記念写真を撮ろう!「なりきりコーナー」

小さいお子様向けに、車掌や消防士の制服をご用意しています。自由に着用していただけますので、制服を着てバスや消防車の運転席に乗り込み、記念写真を撮影してみてはいかがですか。

火消し道具

江戸の火消し道具も展示

当館ではボンネットバス以外にも、江戸~明治時代に実際に使われていた火消し道具を展示しています。消防用の桶や水鉄砲、刺又(さすまた)、纏(まとい)、鳶口(とびぐち)、腕用ポンプ車、足踏み消防ポンプなど、珍しい道具が並んでいます。

江戸の消防と火災の頻発

江戸時代は大名が江戸に屋敷をかまえ、商工業者の移住が進み、町が整備されましたが、同時に“火事と喧嘩は江戸の華”といわれるほど火災が頻発。しかし、町中には人力で放水する水鉄砲や小さな桶が備えられている程度であり、江戸時代の消防活動は火災周辺の住宅を破壊して延焼を防ぐ「破壊消火」が中心でした。各所には火災を見張る火の見やぐらを建設し、警鐘を鳴らす半鐘を設置しました。半鐘の鳴らし方を変えることで、火元までの距離や火災状況を人々に知らせていました。

展示バスの詳細情報

名称創造号
メーカーいすゞ自動車株式会社
型式TSD40(4×4前輪駆動)
年式1971年
座席数37
排気量6,120cc
エンジンDA120型ディーゼルエンジン(いすゞ自動車株式会社)
ボディ(車体)株式会社北村製作所
名称大見号
メーカー日産自動車株式会社
型式U690
年式1965年
座席数23
排気量3,755cc
エンジンUD3型ディーゼルエンジン(日産ディーゼル工業株式会社)
ボディ(車体)西日本車体工業株式会社
名称技号
メーカーボクスホール・モータース
型式ベッドフォードOB
年式1939~1951年
座席数28
排気量3,519cc
エンジンガソリンエンジン(ホクスホール・モータース)
ボディ(車体)デュプル・ボディズ&モータース