アクトランドのひみつ【第3回】恐竜卵の化石館

アクリルドーム

日本一巨木ジャングルジム頂上に設置された「恐竜卵の化石館」には、恐竜「プロトケラトプス・アンドリューシ」の卵の化石と顔・身体の化石が展示されています。 いずれも中国内モンゴル自治区で産出されたもので、中には孵化して卵から生体が顔を出した状態の化石もあります。 これは、数ある恐竜の化石の中でも、非常に珍しいといわれています。

プロトケラトプス・アンドリューシ

今から 6600 万年~9900 万年前の白亜紀後期に生息していた体長約 2 メートルの恐竜。分類は鳥盤目/角竜類。3 本の角を持つトリケラトプスが代表的な角竜類の中では原始的な種の 1 つだが、プロトケラトプスの角はあまり目立たない。頭部に見られる大きなえり上のフリルが特徴で、このフリルは成長するにつれて大きくなる。群れで暮らし、硬いくちばしで植物を食べていたと考えられている。アクトランドにあるのは、中国内モンゴル自治区で産出された化石だ。このように化石の状態で恐竜の卵が発掘されるのは非常に珍しい。肉食恐竜と争っていた状態の化石、いわゆる「闘争化石」が発見されたことでも有名である。

プロトケラトプス・アンドリューシのイメージ図