アクトランドのひみつ【第12回】電話発展史(後編)

電話機

アクトランドのアキオコレクションには、古今東西から集められた古い電話機がたくさん展示されています。その歴史を簡単に振り返ってみましょう。

前編はこちら

2号自動式卓上電話機 1972(昭和2)年

大正15年1月、東京・横浜に初の自動交換局が設けられ、2号共電式電話機に1号ダイヤルを付けた初の自動式電話機が誕生した。昭和2年には2号ダイヤルを付けた2号自動式電話機が採用された。

3号自動式卓上電話機 1933(昭和8)年

昭和8年、送受話器を連結した斬新なスタイルの3号形電話機が誕生し、その後の電話機スタイルの原型となった。以降、日本の標準電話機として約30年にわたって活躍した。

4号自動式卓上電話機 1950(昭和25)年

昭和25年、性能・デザイン共に世界の水準をしのぐ電話機として、4号自動式電話機が誕生した。「ハイ・ファイ電話機」と呼ばれえるほど感度が高く、カラーバリエーションも豊富になった。

23号自動式壁掛電話機 1953(昭和28)年

昭和25年ごろ約20万台使われていた旧形の2号自動式壁掛電話機を、昭和28年に当時標準の3号自動式電話機と同じ品質や伝送特性に改善したのが、23号自動式電話機である。

電話機

600形自動式卓上電話機 1962(昭和37)年

昭和37年、東京都の昭島局での商用試験を皮切りに登場した600形電話機は、通話性能のうえで完成された電話機といわれている。4号電話機の3倍以上も高い感度を持っていた。

プッシュホン 1969(昭和44)年

昭和44年、コンピューター時代の到来に向け、通話以外の機能もあわせ持つ電話機「プッシュホン」が誕生。短縮ダイヤルや電話計算サービスなどがあり、電話機の可能性が大きく広がった。