観る絵金派アートギャラリー
多彩な絵金派作品を展示
絵金派アートギャラリーでは、絵金作品をより深く楽しめるよう美人画や風俗画といった珍しい作品を集結させております。また、絵金の画風は弟子たちに受け継がれ“絵金派”と総称されており、その弟子たちの作品も展示しています。
異彩の絵師、絵金
弘瀬金蔵、通称「絵金」は土佐出身の幕末から明治初期まで活躍した絵師。絵金の描く斬新な画風の芝居絵屏風は、土佐の民衆から絶大な人気を博しました。絵金が使用した絵具の極彩色、大胆に空間を演出する遠近法、時間を超越した構成力、登場人物の躍動美とほとばしる情念などをお楽しみいただけます。
絵師・絵金の「頭部木彫」
当館では絵金の「頭部木彫」も展示しています。画人の頭部木彫はただでさえ珍しい品物ですが、そのうえ絵金となると肖像画や写真が残っていないため、顔立ちをうかがい知れる大変希少なものとなっています。
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本物を楽しむための工夫
絵金作品の魅力が最大限に楽しめるように、複製ではなく本物の作品をガラスケースなどの仕切りなく展示しています。また、館内はろうそくの炎に見立てた照明や建築物を模したセットなどを使用し、当時の世界観を再現しています。
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随所に設置されたカラクリ
当館には、絵金作品をより楽しむための仕掛けがたくさん設けられています。絵金が筆をとる姿をシルエットの動きで表現した仕掛けや、絵馬提灯や煙を吹き出すカラクリなど、絵金の画風を際立たせるための仕掛けを随所にご用意しています。