この4月よりRKC高知放送ラジオで
「 土佐絵馬物語 」
という番組が始まりました☆
❏放送日 毎週木曜
午後2時10分~(10分番組)
❏再放送 毎週日曜
午前6時50分~
絵馬はご存じのとおり、
神社や寺院に祈願するときや
祈願した願いが叶って
お礼をする時に社寺に奉納する、
絵が描かれた木の板のことです
もともとは馬を献上していましたが、
やがて馬を描いた板に変わっていきました
私たちが現在手にする絵馬は
手のひらサイズのものが一般的ですが、
社寺に残された絵馬は大型の絵馬も多いです
描かれている内容も、
武者絵やお芝居などの物語、
また酒造りや漁、田植えなど様々です
上記写真の絵馬は、
香南市赤岡町・須留田八幡宮の
絵金筆絵馬
「 鵺(ぬえ)退治 」です
絵馬は、
神さまや仏さまに奉納されたものであると同時に、
当時の人々のくらしをいきいきと伝えてくれる
貴重な歴史資料であるといえます
この番組では、
パーソナリティーの田村和郎さんが
絵馬が残されている寺社を守ってきた
地域の方たちのお話をうかがい、
県内の博物館や美術館の学芸員らが
解説しています
5月7日、5月14日の放送では、
高知市鴨部、
高知西高等学校・高知県立国際中学校のそばにある、
郡頭( こおりづ )神社
を紹介しました
解説はアクトランド学芸員・横田が担当しました♪
郡頭神社の夏の祭礼( 毎年7月21日 )には、
絵金派の描いた芝居絵屏風を飾っていました
神社の参道に
「 絵馬台 」といわれる山門型の台を組み、
芝居絵屏風を飾ります
一般的な絵馬の形態とは少し違いますが、
年に一度奉納する高知独特の風習です
毎回、絵馬台を組み立てるのに
3日ほど費やされるといい、
氏子さんの負担になってしまっているそうで、
近年は高知大学の学生さんたちが
この神社のお祭りのお手伝いとして
参加されています
しかし、残念ながら
郡頭神社の芝居絵展示は
平成30年を最後にストップしています
今回は、
夏祭りの夜を彩るこの風習が
また、見られる日を願いながら
紹介をしました
郡頭神社の祭礼では、
神社の参道に絵馬台を組み、
裏表に4枚ずつの芝居絵屏風をはめ込みます
参拝に訪れた人々は、拝殿に向かいながら
4枚の芝居絵屏風を鑑賞し、
参拝が終わると
その裏の4枚の芝居絵屏風を見ながら帰る、
という鑑賞スタイルです
この見せ方は各神社で異なり、
氏子さんたちの創意工夫が感じられます
各地域の芝居絵を飾る祭礼の分布については、
アクトランド絵金派アートギャラリーで
紹介しています
動画でも紹介していますので、
こちらもご覧ください♪
❏ YouTube動画はこちらから☜
当時の人々の願いが込められた絵馬、
また「 見せる 」ことが
氏子の楽しみでもあった芝居絵屏風
県下各地に残る、
そんな絵馬たちを紹介する
RKCラジオ「 土佐絵馬物語 」、
ぜひお聞きください♪
アーカイブでは、
❏ HP(☜こちらからどうぞ)
で聞けるようになっています。
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