千葉道場特別演武パートⅡ

前回のパートⅠでは会場の様子~演目の説明まで紹介いたしました。
いよいよ演武のご紹介です。DSC07845それでは、第七代宗家大塚龍之介政智様による据物斬り(筒状に丸めた畳を刀で斬る)試し切りです。
杭に巻き藁を固定せず、置くだけの難易度の高い技をご披露いただきました。「本来は刀を持った人間が戦うもので、棒立ちの人間はいないので千葉道場は巻き藁を固定しません。」と第六代宗家がご説明してくださいました。DSC_9718息をのむ瞬間です。
シーンとした会場内に見事に巻き藁の切れる「シュッ」という音が響き一瞬にしてバッサリ斬れた巻き藁に会場から盛大な拍手が響きます。DSC_9719次は、「表太刀五行形」のご披露です。DSC_9725打太刀 第六代宗家大塚洋一郎政徳様、仕太刀 第七代宗家大塚龍之介政智様です。
真剣での組太刀とあって会場は緊張感に包まれる中真剣の鋭い刀音が響きます。
宗家の「エイ」「ヤー」と気合の入った掛け声で厳かな雰囲気の中、お客様は真剣に見入っていらっしゃいました。DSC_9732

DSC_9736次は、「表 小太刀 五行形」のご披露です。
打太刀 第六代宗家大塚洋一郎政徳様、仕太刀 第七代宗家大塚龍之介政智様です。DSC_9746次は、「抜刀術形 中伝三本」は箇条目録師範 江森直由政龍様です。DSC_9753

DSC_9758そして世界初披露の「長刀術形 五本」は、打太刀 第七代宗家大塚龍之介政智様、仕太刀 剪紙 高山玲奈様です。
長刀の技は剣と長刀が28本・槍と長刀が1本で全部で29本あるそうです。
本日ご披露いただいた抜刀術形 奥伝五本は長刀と長刀の技で明治38年以来100年ぶりに復活した裏技で道場内だけで稽古していた技をご披露いただきました。
100年ぶりに復活した世界初披露の長刀対長刀の細太刀という宗家の説明に会場内は「おー」という歓声があがり華麗な女性が九尺(約2,7m)の大長刀を自在に扱う姿が勇壮でした。DSC_9765

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千葉道場宗家特別演武」の模様を2日間にわたりご紹介いたしました。
パートⅢでは体験道場の模様をお送りいたしますので、どうかお楽しみになさってください。

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