休館中に発見したものは？

緊急非常事態宣言解除を受け、

創造広場アクトランドも

6月1日（月）から再開できました

 

2か月程あった休館中、

私たち学芸スタッフは

収蔵品の整理などを行っていました

 

その中で面白いと思ったものを紹介します

 

それは、竹根印です

 

今回、収蔵整理中に見つかった

竹根印がこちら！

 

 

 

独特な形をした印章（ハンコ）です

 

自然の竹の根は

竹によって形が異なるように、

この3種類の竹根印も

各々形に違いがあります

 

大きさや、節の数が異なっていたり、

湾曲していたり、

個性があって面白いと思いました

 

「　もしかすると、この竹根印は

　　この世にこれだけかもしれません。　」

 

そう思うと、愛着が湧いてきます

 

 

印章の起源は、

紀元前4000年頃のメソポタミア文明

と言われています

 

メソポタミアから古代中国（殷代）、

そして、日本へ伝わりました

 

日本では、

今よりおよそ2000年前の弥生時代に

中国の皇帝から与えられたとされ、

天明4（1784）年に

現在の福岡県志賀島で発見された

「　漢倭奴国王　」（国宝）

と刻まれた金印が最古と言われています

 

さりげなく使っている自分の印章も

時代が変われば

大切な史料になるかもしれません

 

そう思うと、身の回りの物たちを

見る目も変わりませんか？

 

 

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